熊本で震度7 福祉施設も建物損傷、停電など被害多数

2026年0801 福祉新聞編集部

 7月28日午後4時27分、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7・1の地震が発生した。同県宇城市と氷川町で最大震度7を観測したほか、宇土、八代市、美里、益城町でも震度6強の激しい揺れが襲った。熊本県によると、少なくとも930カ所以上の福祉施設で建物の損傷や停電、断水などの被害が確認されている。

 30日午前7時30分時点の被害状況は死者17人、心肺停止6人、重症5人だった。また、約2万2950戸で停電が発生し、約7万4800戸で断水。避難所は県内に415カ所開設されており、1万467人が避難している。

 福祉施設については932カ所で壁のひび割れや停電、断水などの被害を受けた。高齢者施設522カ所▽障害者福祉施設200カ所▽児童福祉施設207カ所▽救護施設3カ所だった。

全社協が現地入り

 政府は28日夜、非常災害対策本部を設置。高市早苗首相は各省庁に、被害状況の早急な把握と災害応急対策に取り組むよう指示した。

 また、全国社会福祉協議会の全国災害福祉支援センターは29日、先遣隊を熊本へ派遣した。今後、全国社会福祉法人経営者協議会とも連携しながら、DWAT(災害派遣福祉チーム)や災害ボランティアセンターなどの立ち上げに向けた調整に当たった。一方、全国老人福祉施設協議会も28日に災害対策本部を設置、情報収集を進めている。

 熊本市にある社会福祉法人リデルライトホームは29日、DWATの先遣隊として八代市などへ職員2人を派遣した。停電が続いている特別養護老人ホームからは利用者の受け入れ要請もあるという。

 同法人の石本淳也施設長は「真夏に電気が止まるとエアコンが使えず、利用者への影響は大きい。各法人が連携しながら、利用者の受け入れを進めたい」と話した。

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