「攻めの予防医療」へ 上野厚労大臣が初台リハ病院を視察
2026年06月02日 福祉新聞編集部
上野賢一郎厚生労働大臣は5月25日、医療法人社団輝生会(水間正澄理事長)が東京都渋谷区で運営する初台リハビリテーション病院を視察した。
同院は2002年に開院した回復期リハビリ専門の病院。退院後の生活期リハビリも見据えた人材を育成しているほか、病院機能を地域に還元する活動にも力を入れている。
上野大臣との意見交換で、菅原英和院長は、切れ目のない支援が重要との認識を示した上で「リハ職と介護職を有機的に融合するには、多職種連携によるチームアプローチが不可欠だ」と強調。縦割りをなくすため、先生とは呼ばず、医師を含む全職種が同じ制服を着用している取り組みも説明した。
また、地域の医療や介護職を対象にした事例検討会や、住民向けの介護予防活動など地域へのアプローチもしているという。
続いて上野大臣は、患者らがリハビリを行う現場を見学。留め具付きベルトを装着し、ゴムひもでフレームに固定するバランス訓練機器も体験した。
視察後、上野大臣は「予防という観点からリハビリは注目されている。現場の声を踏まえ、どういった対応が必要か考えたい」と語った。
厚労省は5月、高齢者の保健や介護を担当する17人で構成する「リハビリテーション統括調整室」を省内に新設した。室長には江浪武志大臣官房審議官が就いている。厚労省は部局横断で、健康寿命の延伸につなげる「攻めの予防医療」に取り組む方針だ。

