石川・能登に支援拠点開設 日本障害フォーラムが運営

2024年0528 福祉新聞編集部
支援センターに派遣されたスタッフ(石川県七尾市)=JDF提供

今年1月の能登半島地震で被災した障害者の生活を支援する「能登半島地震支援センター」が13日、石川県七尾市内に開設された。全国の障害者団体でつくる「日本障害フォーラム」(阿部一彦代表・JDF)が運営する。

開設式で阿部代表は「東日本大震災のときと異なり、現在はオンライン会議ができるので情報共有しやすい。障害者一人ひとりのニーズを把握し、国や自治体に提言していきたい」とあいさつした。

センターは全国の障害団体から派遣されたスタッフが交代で3~5人常駐し、被災した障害者の自宅へ出向いて部屋の片付けを手伝うほか、食料などの物資を届ける。

職員不足の障害福祉事業所に出向き、そこでの支援も担う。活動は来年3月まで継続する予定だ。

JDFは全国13の障害者団体などで構成され、東日本大震災や熊本地震でも支援拠点を設けてきた。