引きこもりの平均年齢36.9歳 60代の当事者を90代の親が支えるケースも

2026年0522 福祉新聞編集部
KHJ発表資料より

 引きこもりの人の平均年齢が36.9歳で、上昇していることが4月28日、KHJ全国ひきこもり家族会連合会(東京)による実態調査で分かった。

 調査が始まった2014年の33.1歳より高くなった。60代の当事者を90代の親が支えるケースもあり、若者だけの問題でないことが鮮明になった。

 KHJの調査は2年ぶり。25年12月~26年1月に行い、引きこもり経験のある当事者101人、その家族278人から回答を得た。

 当事者からの回答では平均年齢が43.5歳、家族からの回答では同36.9歳だった。公的機関のサポートを継続的に利用しているのは当事者が6割、家族が4割にとどまる。

 今回の調査は内閣府の孤独・孤立対策事業の交付金で行い、同じような経験をした人同士によるピアサポートの実態把握も初めて調査項目に入れた。

 ピアサポートの内容は体験談を披露しあう居場所づくりや電話相談などさまざまだが、「参加した経験がある」としたのは当事者、家族いずれも約4割。参加したことがない理由は「活動する機会がない」が当事者、家族ともトップだった。

 KHJは、ピアサポートがどの地域にもあるとは限らず、あっても認知度が低いため参加が進んでいないと分析。行政がピアサポートを周知すること一つとっても地域差があるとみている。

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