聖隷福祉事業団が健康経営優良法人に認定 介護休職期間拡大が評価
2026年03月31日 福祉新聞編集部
社会福祉法人聖隷福祉事業団は9日、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人2026(ホワイト500)」の認定を受けた。介護休職の取得期間を、初回利用日から最長3年間に拡大したことなどが評価された。制度は昨年10月に導入した。
国の基準では、介護休職は通算93日、分割3回まで。同事業団は独自制度として長期取得を可能にした。
背景には、介護と仕事の両立をめぐる職員の負担がある。同事業団内で介護経験がある職員は40・3%。現在介護をしている職員は14・9%で、増加傾向にある。
一方、介護休職利用者は2023年度が16人、24年度は23人にとどまっていた。「休職したいが、期間が限られていて取得をためらってしまう」との声もあったという。
導入した制度では、初回利用日から通算93日までは利用期間に制限を設けず、その後も最大3回まで分割取得できる。
施設入所までの待機や訪問看護の利用、看み取とりなど、介護の段階に応じた活用を想定している。こうした見直しにより、職員が介護と仕事を両立できる環境整備を進めている。
同事業団は認定取得を受けて、安心して長く働ける環境づくりを通じ、離職防止と人材確保の取り組みを一層強化するとしている。

