企業と福祉団体をつなぐプラットフォーム 全社協村木会長が新団体を設立

2026年0304 福祉新聞編集部
あいさつする村木氏

 全国社会福祉協議会の会長などを務める村木厚子氏が、支援が可能な企業と福祉団体をつなげるためのデジタルプラットフォームを開設した。自らが代表理事として一般社団法人I&Othe
rsを設立。2月18日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開かれた初のイベントで、村木氏は「応援の循環を生む支え合いの社会をつくりたい」と決意を語った。

 I&Othersがインターネット上に開設したプラットフォームは、サービスや商品の提供などができる企業と、社会福祉法人やNPO法人などの福祉団体をオンライン上でマッチングする。現在、福祉団体の利用は無料。今後、双方から登録料や協賛金を取ることなどを検討しており、持続的な仕組みを目指す。

 これは村木氏が10年前、作家の瀬戸内寂聴さん(故人)らと共に立ち上げた困難を抱えた若い女性を支援する若草プロジェクトで先行導入したもの。今回この仕組みを事業譲渡し、参加できる福祉団体の分野をさらに拡大したい考えだ。

 すでにユニクロを運営するファーストリテイリングや、食品大手のハウス食品など5社が参加。一方、支援を受ける福祉団体は230団体が登録している。

 また、I&Othersは、参加する企業や福祉団体、専門家などが集まり、フラットでオープンに議論する「応援の循環拡大会議」を開催する。会議の議長には社会課題を解決するマーケティングなどを行う(株)朝日エルの岡山慶子会長が就いた。

 同日に開かれた第1回の拡大会議で村木代表理事は、国家公務員と民間で活動する中で、支援の限界を感じたと吐露。社会全体で連携する必要性について強調し「温かい気持ちをもらった人が次につなげてもらい、応援が循環する社会をつくりたい」と語った。

 このほかI&Othersは調査研究や企業、福祉団体向けの研修も行うという。

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