小学生が装飾品作り 障害者や警察署員らと交流〈千葉・いすみ市〉
2026年02月26日 福祉新聞編集部
千葉県いすみ市の古沢小学校で12日、ピア宮敷第1工房(社会福祉法人土穂会)の障害者が製造しているライ麦ストローの端材を使った北欧のつるし飾り「ヒンメリ」作りが行われた。いすみ警察署などが共催したもので、児童が地場産業の体験などを通じて地域の人との触れ合いを深め、健全育成につなげる事業の一環として開かれた。
同工房では隣町にある蒸溜所(mitosaya(株))のウイスキー製造で残ったライ麦の茎を活用してストローを作っており、その作業過程で出た端材を使った「ヒンメリキット」も製作している。
同日は小学6年の11人のほか、障害者、警察署員、地域の警察ボランティアら約50人が参加。茎を約10センチに切って、たこ糸を通す作業を繰り返して正八面体のヒンメリを作り、中に県警のマスコット「シーポック」、下に犯罪防止の標語を書いた短冊をつるした。細かい作業に苦労する小学生もいたが、周りの人と教え合いながら30分程度で完成させた。
6年生は「形を作るのが難しかった」「卒業する前に地域の人と交流できて楽しかった」と話し、代表して處杏朱さんが「毎日安全に登下校できているのは地域の方、警察署の方が温かく見守ってくれるおかげです」とお礼を述べた。
同工房にとっても小学生や地域の人と交流する良い機会になった。10年前から同校の1、2年生とサツマイモの収穫作業なども一緒に行っており、伊東孝浩支援係長は「障害者について知ってもらうことで偏見をなくすことにつながっている」と話した。

