児童養護施設や里親家庭のこどもらがホテル業界を学ぶ エンジェルサポートセンター主催
2026年02月11日 福祉新聞編集部
NPO法人エンジェルサポートセンター(髙橋利之理事長)は1日にハイアットセントリック銀座東京(東京都中央区)で、児童養護施設や里親家庭で暮らすこどもたちがホテルの仕事を学ぶ就労支援イベントを開き、約20人が参加した。
1957年創業のハイアットは、米国発のホテルグループ。全世界で運営するホテルは1350カ所以上に上る。
イベントで、同ホテルの田中まゆみ人材開発部長は、思いやりの心で相手の最高を導き出すというハイアットのパーパス(信念)について紹介した。その上で「私も18年前に入社してから、周りがサポートしてくれる環境で育ってきた。温かくユニークなカルチャーは誇り」などと語った。
また、ホテル業界にはフロントオフィスやハウスキーピング、調理など、さまざまな職種があることや、ホテルビジネスなどについても話した。
その後、参加者はスイートルームなどの客室やレストラン、従業員食堂などを見学。「ホテル業界に入るにはどういう進路に進めばよいか」「外国の文化を受け入れるサポートは」などの質問が出た。
エンジェルサポートセンターは、2002年に社会的養護のもとで暮らすこどもの自立を支援する団体として設立。専門職や施設出身者が講師を務めるオンライン研修や、全国の児童養護施設が行う自立支援の後押しもしている。今年度の就労支援イベントはテレビ局などでも行われた。
髙橋理事長は「中高生の頃から仕事場や働く人について知ることは、将来の選択肢を広げる貴重な機会。今回は職員の参加も多く、施設内での職業観の醸成や子どもの育ちを支える機会が広がれば」と話している。

