公定価格の保育所定員5人単位に 来年度から細分化へ

2025年0315 福祉新聞編集部

こども家庭庁は4日の子ども・子育て支援等分科会で、公定価格における定員区分を細分化する方針を示した。定員60人以下の保育所や認定こども園で10人単位から5人単位に見直す。来年度からの運用開始を目指している。

公定価格では10人単位を基本とした定員区分を設けており、それぞれの区分で年齢に応じたこども1人当たりの月額単価を定めている。定員区分の規模が大きくなるほど単価は安くなる仕組みになっている。

比較的小規模な施設は利用するこどもの人数の増減による影響を受けやすいことから、「21~30人」など10人単位から、「21~25人」「26~30人」と5人単位に細分化する。

定員区分と利用人数との乖離かいりを縮小させて定員割れによる経営へのダメージを緩和させる狙いがある。