園児が畑で躍動 心身の発達を促す(栄寿福祉会、愛知)
2025年03月01日 福祉新聞編集部
名古屋市の社会福祉法人栄寿福祉会(寿台順章理事長)が運営する四つの保育所、こども園が2月19日、法人が管理する約3300平方メートルの畑でマラソン大会と綱引きを行った。冷たい風が吹く中、参加した58人の5歳児は元気に動き回り、寒さを吹き飛ばした。
マラソン大会は凹凸のある1周約100メートルのコースを、5分間、自分のペースで走ったり、歩いたりした。園児は「いつも公園で練習していたから、畑を走るのは楽しかった」と話した。綱引きは4チームに分かれて総当たり戦で勝負。園児は「わっしょい」の掛け声に合わせて力いっぱい綱を引いた。違う園の初めて会う園児同士が綱引きを通じて仲良くなった。
法人では3年前から畑での活動を積極的に行っている。野菜の種をまいて収穫したり、お泊り保育でキャンプをしたり、こどもの心身の発達につなげている。これまで各園でマラソン大会などをしていたが、初めて畑で合同で開催した。法人の内藤康一さんは「畑は危険がなく安心でき、園児が楽しそうだった。今後も畑での活動を増やしていく」としている。