意思疎通支援者を知って 厚労省が映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」とタイアップ
2024年09月10日 福祉新聞編集部厚生労働省は手話通訳などの意思疎通支援者を広く知ってもらうため、映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」(監督=呉美保、主演=吉沢亮、9月20日公開)とタイアップする。8月30日から全国の聴覚障害者情報施設などで普及啓発ポスターが掲示されている。
意思疎通支援者は障害や難病のため意思疎通が難しい人のコミュニケーションを支援する。手話通訳者のほか、要約筆記者、点訳者、盲ろう者や失語症者の支援者などがいる。共生社会の実現に向けて互いに理解し合うためのコミュニケーションは欠かせず、意思疎通支援者の活躍の場は広がっている。
映画は、聴覚障害のある両親から生まれた主人公が「聞こえる世界」と「聞こえない世界」で葛藤を感じながらも成長していく姿を描く。
厚労省は「聞こえる人と聞こえない人が共に生き、それを支えるのに欠かせない意思疎通支援者について知る機会になることを期待してポスターを作成した」としている。