13兆円の補正予算成立 介護、障害福祉など賃上げ

2023年1209 福祉新聞編集部

政府の2023年度補正予算が11月29日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。

 

「デフレ完全脱却」を目的とした政府の総合経済対策の裏付けとなるもので、一般会計の歳出総額は13兆1992億円。そのうち、介護や障害福祉などの従事者の賃金を2%程度(月額で約6000円)引き上げる経費は約539億円に上る。都道府県を通じ、24年2~5月の賃上げ分を支給する。

 

6月以降については介護報酬、障害福祉報酬の改定で賃上げ効果を維持することになる見通し。それぞれの報酬の改定率は年末までに固まる。

 

報酬改定の施行日は従来4月1日だったが、24年度改定は6月1日とする案も浮上している。