パラ開会式で演奏の車いすギタリスト 布袋寅泰さんにかけられた言葉とは
2021年10月06日 福祉新聞編集部8月24日に開催された東京パラリンピック開会式。その会場で、モヒカン頭にパンクロックな服装で、車いすに乗ってギターをかき鳴らしていたのが、長野県社会福祉協議会で働く川崎昭仁さん(53)だ。どんな思いで舞台に立ったのか、話を聞いた。
川崎さんは、2歳の時の高熱が原因で、手足のまひを患った。足はまったく動かせないため、物心ついた時から車いす生活が続く。
ギターを始めたのは、高校生の時。両手が欠損した障害者がギターを弾いているのをテレビで見て「カッコイイ」と思ったのがきっかけだ。自身でもバンドを組み、コロナ禍になる最近まで年に何本もライブ活動を行っていた。
2019年12月末、開会式のキャスト募集を見つけたのは奥さん。「長野パラリンピック(1998年)の時から、障害に対する関心が大きく変わるイベントとして興味があり、いつかその舞台に立ってみたいという思いがありました」。川崎さんは迷わず応募した。
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