東京都がコラボにバスカフェ休止通告 抗議活動に遺憾示す

2023年0331 福祉新聞編集部

 「若年被害女性等支援事業」を所管する東京都福祉保健局が、事業委託先の一般社団法人Colabo(コラボ・仁藤夢乃代表)に対し、3月29日に実施予定だった支援事業「バスカフェ」の休止を28日付で通告していたことが分かった。

 

 都はコラボに対し、20日付で、新宿区歌舞伎町にある区役所敷地内のバスカフェは、支援対象女性が安心できる環境になく、別の方法を協議するよう要請していたが、協議がないまま22日に予定していた活動は休止し、コラボ代表も参加する抗議活動が都庁舎前で行われた。

 

 27日付の「実施方法の変更について」では、抗議活動を遺憾とし、現状ではバスカフェの効果的支援は難しく、改めて別の方法で実施するよう依頼していた。

 

 しかし、コラボ側の28日付回答書では、有効な回答が得られなかったとして、都は29日の事業休止を通告した。

 

 バスカフェは、月に数回の頻度でコラボが実施しているアウトリーチ事業。10代女性を対象に食品や生活必需品などを提供して相談に応じている。

 

関連記事

 

福祉新聞の購読はこちら