子どもの悩み相談、政府がネットで窓口紹介

2021年0830 福祉新聞編集部

 政府は8月17日、子どもを対象にさまざまな相談窓口をチャット形式で紹介する「孤独・孤立対策ウェブサイト」を開設した。

 

 サイトは小学生から高校生が対象。利用者は最初に学年を申告し、学校や友人、家族、自分など悩みを選び、さらに暴力やお金といった具体的な内容を選択。すると電話やSNSなど相談の手段を問われ、最後に相談団体を紹介する仕組みだ。

 

 担当する内閣官房孤独・孤立対策担当室によると、現在、相談先として8団体を登録。文部科学省や厚生労働省など関係省庁と協議して決めたという。このほか、児童相談所の虐待対応ダイヤル「189」の案内もある。

 

 サイトでは坂本哲志・孤独・孤立対策担当大臣が「私も大臣という仕事をするにあたり、不安になる。そうした時は、誰でもいいから相談したりする」と紹介。「みなさんの悩みごとを聞きたいと待っている人がたくさんいる」と活用を呼び掛けている。今後、政府は大人版をリリースする予定だ。

 

 

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