岸和田市社協が居住支援 府営住宅の空き室活用
2024年08月02日 福祉新聞編集部大阪府岸和田市社会福祉協議会は22日、府営住宅の空き室を活用した居住支援を開始すると発表した。
2017年に居住支援法人の指定を受けた同社協は、高齢者や障害者、生活困窮者らを対象に、入居支援や緊急連絡先の引き受け、入居後の見守りなどをしてきた。昨年の支援件数は約140件に上る。
これまで保証人がいないなどの理由で民間の住宅契約が難しい人や、子育て家庭などへの入居支援が課題になっていた。
同社協は大阪府と連携し、8月1日から同市内にある府営住宅の空き室を3戸借り上げることを決定。いずれも間取りは2DKで、サブリースのような形で子育て家庭などに貸すという。
同社協は「自治会とも連携しながら、中長期的な支援を目指したい」と話している。