女性ホームレスが2年連続増 厚労省が全国調査

2024年0516 福祉新聞編集部

厚生労働省は4月26日、ホームレスの実態に関する全国調査の結果を発表した。全国のホームレスは前年度より245人少ない2820人だった。男性(2575人)は減ったが、女性(172人)は2年連続で増えた(不明が73人)。

ホームレス自立支援特措法に基づき、市区町村職員による巡回目視で行った。今回が19回目。1月に都市公園や河川、道路、駅舎などで日常生活を営む人をカウントした。

ホームレスを確認できた自治体は1741市区町村のうち217で、前年度より減った。2820人の8割は東京23区と政令市で占めている。

都道府県別では▽大阪府(856人)▽東京都(624人)▽神奈川県(420人)の順に多かった。今回は能登半島地震の影響を受けた石川県が調査をしていないため、同県を除いて集計した。