悩み相談の環境構築プロジェクトチーム発足(こども家庭庁)

2024年1210 福祉新聞編集部
PTのメンバーと意見交換する三原大臣(左から2人目)

こどもが相談窓口などに悩みを打ち明けることをちゅうちょしたり、相談にハードルの高さを感じて必要なサポートにつながらなかったりする状況の改善に向け、こども家庭庁は11月26日、同庁の若手職員や、自治体などでこども支援の経験を持つ職員ら計31人をメンバーとするプロジェクトチーム(PT)を発足させた。

PTは悩みを抱えるこどもたちがためらいなく悩みを打ち明けられる環境の構築を目指す。行政や民間によるこども向け相談窓口の実態把握を進めるほか、こども・若者、自治体、相談事業者などとの積極的な意見交換も図る。こどもが相談しやすくなる効果的な広報も検討する。

この日、PTの発足式が同庁であり、三原じゅん子こども政策担当大臣は「こどもの悩みはいじめや不登校、虐待だけに限らない。悩みの内容がどのようなものであれ、そのこどもにとってつらい思い、助けを必要とすることには全力で応えてあげたい。実効性のある取り組みをチーム一丸となってしっかり前に進めてほしい」と訓示し、PTメンバーとの意見交換も行った。