保育士向けAI研修 官民共同でプログラム開発へ(品川区)
2024年11月20日 福祉新聞編集部住民サービスの向上に向け、東京都品川区は1日、企業などと連携して生成AI(人工知能)を活用した共同研究に取り組むと発表した。公立保育所で働く保育士の事務負担軽減に向けて生成AIの活用を促し、12月中に保育士向けのAI研修プログラムを開発する予定だ。
同区と共同研究に取り組むのは、AI領域で20年以上の実績があるアマゾンウエブサービスジャパン(同区)と、ふるさと納税管理システムなどを開発するシフトプラス(宮崎県)。
第1弾の取り組みとして、AI活用で保育士の事務負担軽減を図り、保育の質向上につなげる。園便り、会議資料、行事のプログラムなど文書作成や、難しい言葉を園児に易しく言い換える際にAIを活用。事務作業の時間を圧縮させることで、こどもと接する時間を増やすことにつなげる。
同区によると、保育現場で生成AIの活用はまだまだ低調。共同研究でAIの活用法などを示す保育士特化の研修プログラムを開発し、保育士への説明会も開く予定だ。