こどもの支援「気運醸成」 内閣官房が計画策定へ

2024年0827 福祉新聞編集部

内閣官房は7日、こども・子育て支援に向けて機運を社会全体で高める「気運醸成実行計画」を策定すると発表した。職場慣行も含めた働き方の見直しなどを盛り込む。

厚生労働省社会・援護局長などを歴任した山崎史郎内閣官房参与が主査を務める気運醸成検討チームが計画を検討する。構成員には厚労省やこども家庭庁、財務省、経済産業省などの幹部が就いた。

計画は、政府が2023年12月に閣議決定したこども未来戦略に基づくもの。岸田文雄首相は7月26日に東京都町田市でこどもの声を政策に反映させる取り組みを視察した際「社会全体でこども・子育て世帯を応援する機運を高める取り組みが重要だと強く感じた」と指摘。社会全体の機運醸成に向けた具体的な実行計画の策定に取り掛かると表明していた。