全私保連、日保協の青年部会が初の合同研修 石川開催で収益は寄付

2024年0819 福祉新聞編集部

全国私立保育連盟(全私保連)と日本保育協会(日保協)の青年部会による初の合同研修会が7月29日、金沢市内であった。能登半島地震の復興支援も兼ねた研修会で、全国から150人以上が参加。収益は被災地の保育施設などを支援する石川県内の団体に寄付した。

全私保連青年会議(会長=伊藤悟このはな保育園長、静岡県長泉町)と日保協青年部(部長=新保雄希泉の台幼稚舎園長、金沢市)は互いの大会で代表が来賓として出席するなど役員同士の交流があり、昨年から合同研修会の実現に向けて調整を進めていた。

第1回は金沢市アートホールを会場に、保育システム研究所代表の吉田正幸氏、東京ディズニーランドのアトラクション責任者として約15年勤務した経験を持つ「接客向上委員会&Peace」代表の石坂秀己氏による講演があった。

研修会の参加費は1人1万円。収益はすべて、同県内の保育関連4団体でつくる「オールこども石川」に寄付した。

伊藤会長は「講演後の情報交換会には、およそ100人が参加し、交友関係を広げるいい機会にもなった。今後は年1回の開催を目指し、共に学びを深めていければ」と話した。