生協パルシステム神奈川が障害者の作品を展示 リースで収益を還元

2026年0409 福祉新聞編集部
お披露目会で猫の絵を紹介した三好さん(右端)

 生活協同組合パルシステム神奈川(藤田順子理事長、横浜市)は3月26日、障害者による絵画などを年単位で借りて展示する新規事業「パル・アート」を始めた。2026年度は本部を含め県内4拠点でそれぞれ地元の作業所などを通じて作品を借りて展示する。

 リース代を支払うことで、作業所に通う障害者の工賃が上がったり、障害者の活躍の場が広がったりすることを促す。同社の収益を還元して地域を活性化する考えだ。

 同日、横浜市内の本部で開いたお披露目会で、担当者は「3カ月ごとに作品を入れ替える予定で、一人でも多くの障害者が活躍できる場をつくりたい」と説明した。

 同社本部に飾る作品を提供するのはNPO法人ぷかぷか(高崎明理事長、同市)。年間約4万円のリース代を得て、まずは5点を貸し出した。

 3カ月後には別の作品を提供する。お披露目会では、同法人の生活介護事業所に通う三好綾さん(47、知的障害)らが自身の作品を紹介した。

 リース代の原資は、障害者雇用促進法の法定雇用率を上回って障害者を雇う企業に支払われる「調整金」だ。同社は現在、13人の雇用義務があるところ21人を雇い、年間100万~150万円の調整金が入っている。

 調整金はこれまで障害のある社員が働きやすくなるような備品の購入などに充ててきたが、今回、地元にいる雇用されていない障害者にも目を向けた。

 安定して働くことが難しい人でもアートを通じて社会とつながりを持てるようにすることを重視した。

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