ガイドヘルパーの日に日本視覚障害者団体連合が広報活動〈京都〉

2025年1218 福祉新聞編集部
京都駅北側で周知活動をした

日本視覚障害者団体連合(竹下義樹会長、日視連)は「視覚障害者ガイドヘルパーの日」(3日)の記念式典と周知活動を同日、京都市内で行った。ガイドヘルパーは視覚障害者の外出をサポートし、社会参加を支えていることを広く知ってもらい、担い手を増やしていこうと、2023年に記念日登録をした。

式典で片岡美佐子副会長は「ガイドヘルパーを利用できない、事業所がない地域もある。どこに住んでいても支援を受けられるよう活動を進めていきたい」とあいさつした。

続いて功労者としてガイドヘルパー9人、同行援護事業所2法人、養成研修指導者1人を表彰。ガイドヘルパーを代表して佐藤民子さんは「私たちの仕事は視覚障害者のやってみたい気持ちに寄り添い、一歩を踏み出すこと。その瞬間に立ち会えることが何よりの喜び」と述べた。

式典を東京以外で開くのは初めて。座談会ではガイドヘルパーを利用している植田智子さん(京都府在住)が、観光客が増えて人にぶつかってしまうことがあり、困っていることなどを話した。

周知活動では新たに制作したリーフレット、チラシ、ポケットティッシュ各250個を道行く人に配った。

ガイドヘルプを制度化した障害福祉サービス「同行援護」の事業所は約5700カ所あり、利用者は約2万7000人いる。同行援護従事者の質の向上を図るため、4月に養成研修カリキュラムが改正された。

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