肢体不自由児らの美術展 華子さま、作品ご鑑賞

2025年0203 福祉新聞編集部
作品を見て回り作者に質問をされる常陸宮妃華子さま(左)

日本肢体不自由児協会主催の「第43回肢体不自由児・者の美術展・デジタル写真展」が1月24日から3日間、東京都文京区の文京シビックセンターで開催された。絵画、コンピューターアート、書、写真の入賞作品220点のうち、会場には特賞30点を含めた68点が展示された。

同協会の総裁は常陸宮さまが務められており、24日の開会セレモニーに常陸宮妃華子さまが臨席し、テープカットに参加された。その後、入賞作品を見て回られ、「焚き火」の絵画で入賞した中学2年の日下部善之介さんに「なぜ焚き火の絵にしたのですか」「絵の具で描いたのですか」などと質問された。初出品で入賞したと説明を受けられると華子さまは「おめでとうございます。また応募してください」とお祝いの言葉を掛けられた。

同展は肢体不自由児・者が工夫しながら創作した作品を募集し、入賞作品を表彰している。コロナ流行後初めて会場の制限なく開催した。