加藤大臣が障害児施設を視察 保護者も支える機能を重視

2024年0825 福祉新聞編集部
児童発達支援センター「ぱお」であいさつする加藤大臣(左手前)

加藤鮎子こども政策担当大臣は7日、東京都の港区立児童発達支援センター「ぱお」を視察した。

センターは社会福祉法人友愛十字会(蒲原基道理事長)が指定管理者として運営している。障害児に関する総合相談窓口で、計画相談支援、通所支援などのサービスを提供しているほか、保護者支援、アウトリーチ型支援も行っている。心理士、言語聴覚士など多職種による多角的なアセスメントに基づく支援を行い、人材研修も積極的に実施している。

加藤大臣はこうしたセンターの取り組みについて説明を受け、センター内を見て回り、職員や保護者と意見交換した。

視察後、加藤大臣は「こどもの発達に不安を抱えている保護者へのきめ細かな支援にも力を入れており、感銘を受けた」と述べ、同庁担当に対し、保護者支援の実施状況を把握すること、職員の研修体系について検討を進めることを指示した。

児童発達支援センターについては4月の障害福祉報酬改定で、地域の障害児支援の中核機能に対する加算が新設され、保護者支援、インクルージョン推進の取り組みについての評価も充実された。