パラリンピック団長に田口亜希氏 夏季大会では女性初

2024年0316 福祉新聞編集部
左から田口団長、井田副団長

日本パラリンピック委員会は6日、8月28日~9月8日の日程で開催されるパリ2024パラリンピック競技大会の日本代表選手団長に、田口亜希氏(53)を選定したと発表した。夏季パラ競技大会の団長を女性のパラリンピアンが務めるのは、今回が初めてとなる。

 

田口氏はアテネ、北京、ロンドンとパラリンピック競技大会に射撃選手として3回連続出場した経験がある。引退後は、国際パラ射撃連盟の選手代表や日本パラ射撃連盟の理事を務め、選手育成などに励んでいる。東京2020大会では、エンブレム選定委員や選手村の副村長を務めるなど、運営側としても貢献してきた。

 

日本パラスポーツ協会本部(東京都中央区)で開かれた記者会見で、田口氏は「選手が最高のパフォーマンスを出せるような雰囲気づくりを行っていくとともに、すべての競技で選手たちを見て回り、コミュニケーションを取りながら応援していきたい」と話した。

 

副団長には東京2020大会に引き続き井田朋宏氏(61)が就いた。昨年行われた杭州2022アジアパラ競技大会で団長も務めている。