障害事業所の製品販売会 東京・霞が関ビルで
2024年03月22日 福祉新聞編集部一般社団法人グループハッピースマイル(松本邦夫代表)は11~15日、霞が関ビル(東京都千代田区)で、障害のある利用者が作った食品や雑貨などの販売会を開催した。同法人の呼び掛けに応じた21事業所が出店した。
反響が大きかったのは、社会福祉法人進和学園(神奈川)が作ったミカンとブルーベリーのパン。計100個ほどあったが、昼過ぎには一部完売したという。いずれもパン生地やあんに本物のミカンやブルーベリーを練り込んでいるのが特徴。本格的ですっきりした味わいは、コンテストなどで受賞している。
元三井不動産の社員だった松本代表は2015年から障害者事業所と企業をつなぐ活動を実施してきた。これまでの人脈を生かし、年に10回ほど、商業施設などで販売会も開催。これまで任意団体だったが、企業からの要請を受けて昨年夏に法人格を取得した。
松本代表は「現在、つながりのある事業所は40カ所ほど。定期的にイベントを開催することで固定ファンも生まれており、これからも良いものを届ける活動を続けたい」と語った。