デフリンピック大会エンブレム制作者の大学生が小池都知事と面会

2023年1012 福祉新聞編集部
エンブレム制作の思いを伝えた

東京2025デフリンピック大会エンブレム制作者の多田伊吹さん(筑波技術大4年)が9月20日、小池百合子都知事と面会し、エンブレム制作に込めた思いなどを手話で伝えた。

 

多田さんは「(デザインは)手話で使う手を中心に、人と人とのつながりや未来に花が咲くことなどをイメージして制作した」と説明。「このエンブレムで大会を盛り上げられれば」と伝えた。小池知事は「日本で初開催の記念すべき大会。世界中から訪れる人たちのために、エンブレムを活用して宣伝していきたい」と話した。

 

エンブレムは、国内唯一の聴覚障害者・視覚障害者のための筑波技術大の学生に作ってもらおうと、全日本ろうあ連盟や東京都がコンペを企画。ろう学校を含む都内中高生の投票で多田さんの作品に決定した。

 

大会期間は25年11月15~26日の12日間。競技数は陸上、バドミントン、バスケットボールなど全部で21種。参加国は70~80カ国、選手数は約3000人をそれぞれ見込んでいる。