外国人受け入れを支援 静岡県国際介護人材サポートセンター開所

2024年0808 福祉新聞編集部

静岡県は7月24日、外国人介護職員の雇用や生活の相談にワンストップで対応する総合窓口「県国際介護人材サポートセンター」を県社会福祉協議会に委託して開所した。

県社協が入る県総合社会福祉会館(静岡市)に開設し、平日午前9時から午後5時まで。外国人材の雇用に関して知見を持つ医療法人社団一穂会の石岡晃専務理事が総括アドバイザーに就き、社協職員が外国人材の受け入れや定着に取り組む介護事業所をサポートしていく。

初めて外国人介護職員を受け入れる事業所はもちろん、既に受け入れている事業所や事業所間連携も支援する方針だ。具体的には、専門家の派遣などを通じて受け入れのノウハウを提供するほか、事業所で外国人介護職員の支援、教育を担当する職員向けのセミナーと情報交換会を開催する。また、事業所間連携に関する悩みや疑問にも対応する。

同県介護保険課によると、県内の介護施設(423カ所)で外国人介護職員1066人が働く。雇用する施設、働く外国人ともに増加を続けている。