要介護・要支援717万人 25年度、認定率は19.9%(厚労省)

2024年0519 福祉新聞編集部

全国の介護保険保険者が策定した第9期(2024~26年度)計画によると、25年度時点で65歳以上の高齢者は3607万人で、そのうち要介護・要支援認定者は717万人、認定率は19・9%になることが14日、厚生労働省の集計で分かった。

3年前に第8期(21~23年度)計画を集計した際の推計は、25年度時点の要介護・要支援認定者は745万人、認定率は20・5%だった。第9期計画の集計ではそれぞれ減少しており、要因としては介護予防の取り組みの広がり、健康寿命の延伸などが考えられる。

一方、第9期計画における介護サービス量の見込みは、26年度時点で在宅介護サービスは407万人で、23年度の381万人から7%増える。特に看護小規模多機能型居宅介護は49%増と伸びが大きい。

特別養護老人ホームは108万人で23年度の103万人から5%増、居住系サービス(特定施設入居者生活介護、認知症グループホーム)は54万人で49万人から11%増となる見通し。