県外学生対象のインターンシップ 福祉人材の確保目指す(徳島県社協)

2024年1009 福祉新聞編集部

徳島県社会福祉協議会は今年度、県外の大学や短大、専門学校に通う学生を対象にした「福祉現場インターンシップ」を実施している。夏、冬休みの期間中、県内の高齢者施設や障害者支援施設で5日間以上の職業体験ができる。福祉人材の確保難が強まる中、若者の県内施設への就職につなげようと初めて企画した。

インターンシップは1日5~6時間、5日間以上。受け入れ先となっている県内の高齢者施設と障害者支援施設計57施設の中から、学生が職業体験してみたい施設を選んで県社協に申し込む。2万円を上限に旅費の助成を受けることができる。

夏休みは7月16日から9月末まで実施し、四国や関西の大学に通う県出身の学生が参加した。高知県立大1年の学生は9月9日から5日間、徳島県吉野川市の菊美荘デイサービスセンター(社会福祉法人白鳳会)で職業体験し、一緒に体操するなど利用者との交流も深めた。

冬休みも実施する予定で、期間は12月16日~来年1月14日。四国や関西、中国地方の大学などに周知している。県社協ホームページから申し込むことができる。