介護福祉士試験、合格率82.8% 7万4595人が受験

2024年0401 福祉新聞編集部

社会福祉振興・試験センターは3月25日、今年1月の第36回介護福祉士国家試験の結果を発表した。受験者数は7万4595人、合格者は6万1747人で、合格率は昨年よりやや低い82・8%だった。例年、合格率は70%前後だったが、昨年初めて80%台に上がった。

 

経済連携協定(EPA)に基づいて来日した介護福祉士候補者は521人が受験し228人が合格した。合格率は昨年より約20ポイント低い43・8%だった。受験者数も昨年の半分以下で、特にインドネシア、フィリピンの候補者は昨年の3割程度になった。

 

一方、EPAによるベトナムの候補者は177人が受験し、153人が合格(合格率86・4%)した。受験者数は昨年とほぼ同じだった。

 

なお、今回の試験では、不適切問題が1題あった。正しいものを一つ選ばせる問題で正解が二つあることが判明した。