保育士目指す社会人を支援 授業料の負担軽減など(愛知・豊明市)

2023年1205 福祉新聞編集部

保育人材の確保に向け、愛知県豊明市は来年度、保育士資格、幼稚園教諭免許の取得を目指す社会人への支援を始める。授業料の負担軽減を図ることに加え、卒業後、市内の認可保育施設に就労する人には支援金を3年間支給する方針だ。

 

子育てを終えた母親らが保育士資格の取得に関心を示すケースもみられ、市は市内の保育士養成校と連携して支援に乗り出すことにした。保育士資格、幼稚園教諭免許を取得するため、市内の桜花学園大、名古屋短期大に社会人特別選抜で入学した市民が対象。両校はすでに社会人特別選抜で入学した学生の授業料などを半額免除しており、そこからさらに市が年間12万円を支援する。

 

また、卒業後、市内の私立保育所、認定こども園、幼稚園に正規職員または常勤的任用(1日6時間、月20日以上)で勤務することなどを要件に、月2万円を最大で3年間支給する。