介護技能評価、累計6万人合格 フィリピン、カンボジアなど海外11カ国で実施

2023年1015 福祉新聞編集部

厚生労働省が10月4日に示した介護分野における外国人の特定技能試験の実施状況によると、7月までに介護技能評価試験、介護日本語評価試験とも累計合格者は約6万人となった。

 

試験は3月時点で国内は全都道府県、海外はフィリピン、カンボジア、ネパールなど11カ国で行われた。特定技能が始まった2019年4月から今年7月までの累計合格者は、介護技能評価試験が5万8829人、介護日本語評価試験が6万322人。今年度末までの見込みを含めると累計合格者は両試験とも7万5000人を超える。

 

一方、特定技能による在留者は6月時点で2万1915人。順調に増えてきているが、厚労省は「入国して活躍していただく環境整備を進めないといけない」としている。

 

特定技能は改正出入国管理・難民認定法に基づく制度で、介護を含む14業種で受け入れている。介護は介護技能評価試験と、国際交流基金日本語基礎テストか日本語能力試験N4のどちからと介護日本語評価試験に合格する必要がある。