所得格差が過去最大 23年再分配調査結果〈厚労省〉
2026年01月15日 福祉新聞編集部
厚生労働省は昨年12月23日、所得格差を表す指標「ジニ係数」について、2023年の調査結果を公表した。年金などの社会保障給付を含まない当初所得(世帯単位)の係数は0・5855で、高齢者世帯の増加に伴い過去最大となった。
ジニ係数は0~1の間の数値で示し、1に近いほど格差が大きい。当初所得から税金や社会保険料を控除し、社会保障給付を加えた再分配後の係数は0・3825で、1999年以降、横ばいだ。
65歳以上のみの高齢者世帯の平均当初所得は107万8000円、再分配後の平均所得は338万4000円。再分配によりジニ係数は51%改善した。
一方、配偶者のいない65歳未満の女性と20歳未満のこどもで構成する母子世帯の平均当初所得は272万4000円、再分配後の平均所得は287万7000円。再分配によるジニ係数の改善は23%にとどまる。
調査は3年ごとに実施。今回は2023年7~8月に7430世帯を対象に行い、回収率は40・4%だった。

