依存症家庭のこども支えるソーシャルワーカー向け小冊子を発行〈精神保健福祉士協会〉

2026年0422 福祉新聞編集部
小冊子の表紙

 日本精神保健福祉士協会(PSW協会)はこのほど、依存症の大人のいる家庭で育ったこどもを支えるソーシャルワーカー(SW)向けのブックレット(小冊子)を発行した=写真。A4サイズ8ページで、協会ホームページから無料でダウンロードできる。

 小冊子のタイトルは「依存症家庭の中で育つ子どもたち~見えないSOSを受け止めるために」。祖父と父親が酒を飲んでけんかする家庭で育った50代男性、父親がアルコール依存症だった40代女性の体験談を収めた。

 そうしたこどもに対応する際のキーワードとして「君のせいじゃない」「ひとりじゃないよ」「様子を教えてくれる?」を挙げた。こどもの困り事が外からは見えにくいため、SWには長期的な関わりが求められるとしている。

 同協会は2025年11月、学生や初任者向けの依存症セミナーをオンラインで開催。小冊子はその実施報告書に収録した。セミナーの講義(動画)はユーチューブに掲載し、無料で視聴できる。

 セミナーは厚生労働省の補助事業によるもので、こども・若者分野をテーマとして行うのは初めて。小冊子は全国の児童相談所などに送付した。

 同協会は「依存症家庭のこどもが長期間にわたり深刻な影響を受けている実態は、十分周知されているとは言い難い。小冊子を日々の実践に役立ててほしい」としている。

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