若者のネット依存進む 「病的使用」の疑い14.5%
2026年02月22日 福祉新聞編集部
インターネットについて「病的使用」の疑われる10~29歳の若者が14・5%に上ることが、9日までに厚生労働省の2024年度調査研究事業で分かった。18年度に実施した同様の調査では6・2%で、この6年間で2倍超に増えた。
10~29歳でゲーム機、パソコン、スマホ、タブレットなどを使ったゲーム障害の疑いのある人は10・3%で、こちらも18年度調査(5・1%)の2倍に増えた。いずれもスクリーニングテストの結果から判断した。
10~29歳は他の年齢層よりも依存が疑われる割合が高い。ネットの病的使用は男性より女性が多く、ゲーム障害は女性より男性が多かった。
24年度調査でユーチューブやXといったSNSの病的使用の疑いについて調べたところ、全体では1・8%だったのに対し、10~20歳は6%と高かった。
病的使用とは依存性が高く、自身の意思でコントロールできない状態を指す。ゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる状況が1年以上続くゲーム障害(ゲーム行動症)は、19年5月、WHO(世界保健機関)が疾病と認定した。
調査は国立病院機構久里浜医療センターが25年1~2月、10~80歳の男女9000人に調査票を郵送し、4650人(未成年909人、成人3741人)から回答を得た。
調査結果について同センターは「デジタルメディアへの接触機会の低年齢化が影響したと考えられる。今後はライフステージに応じた適切な利用指導や、学校、家庭、地域が連携した予防的介入を推進することが必要だ」と考察している。

