相談業務に生成AI 福祉事務所4カ所で導入〈茨城県〉
2026年01月15日 福祉新聞編集部
茨城県は昨年12月24日、県福祉事務所(町村を管轄する4カ所)で行う生活困窮などの相談業務に、生成AI(人工知能)とタブレット端末を導入した。個人情報を扱う相談業務で、汎用クラウドサービスの生成AIを活用するのは、自治体初だという。
生成AIに要支援者の情報を学習させることで、ニーズを把握・分析し、その場で適切な公的制度、支援メニュー、相談支援機関などを案内することができる。
相談内容について生成AIが文字起こしや要約を行うことで、記録作成業務が省力化され、職員の負担が軽減される。
タブレット端末(クラウドサービス)の活用により、要支援者の個人情報を訪問時に紙で持ち出すことなく、安全に相談支援業務を実施できる。
相談内容や支援方法が複雑・多様化する中、職員には最適な支援メニューの案内や、正確なケースの記録作成が求められている。
同県では、2024年10月に国の情報セキュリティポリシーガイドラインが改正され、クラウド上で個人情報の取り扱いが可能になったことを踏まえ、相談支援業務のスマート化を進め、実証試験も行ってきた。
県は生成AIを活用することで相談の質の向上を図り、職員による迅速で的確な対応を目指すとしている。

