障害福祉、処遇加算の拡大検討 人員欠如減算も論点〈厚労省〉

2025年1222 福祉新聞編集部

厚生労働省は11日に「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」を開き、2026年度臨時改定を視野に障害福祉従事者の処遇改善について議論した。24年度改定で一本化された処遇改善加算の対象範囲の拡大や、人員基準を満たさないと報酬を下げられる「人員基準欠如減算」の見直しなども論点に挙げた。

障害福祉分野の7月時点の平均月給は33万3340円で、24年9月から5・4%上昇したが、依然、全産業平均との開きは大きく、さらなる処遇改善に向けた方策を検討する。

25年度補正予算で行われる月1万円の賃上げ(25年12月~26年5月)は、これまで処遇改善加算の対象外だった計画相談支援や地域移行支援なども対象に加えたが、今後の処遇改善加算における扱いや、対象範囲を拡大する場合の要件の見直しを検討する。

厚労省が課題として挙げているのは「月額賃金改善要件」。処遇改善加算は4区分あり、最低でも最下位区分の加算額の2分の1以上を月給に充てることを要件としているが、上位区分では加算額に占める月給に充てる額の割合が下がるため、より処遇改善につながる内容に見直したい考えだ。

また、人員基準欠如減算については、人材不足の中で退職者の後任を確保するまでに時間がかかり、減算を避けるために人材紹介会社に、高額な手数料などを支払って人材を確保しているケースがみられる。そのため厚労省は、手数料など処遇改善には直接関係のない支出を抑えられる仕組みを検討する。

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