電話リレーサービスの利用料を全額公費で〈愛知・大府市〉

2025年0613 福祉新聞編集部
大府市ウェブサイトより

聴覚障害者が手話のできる通訳オペレーターを介して聞こえる人と連絡する「電話リレーサービス」について、愛知県大府市は今年度から、利用料の全額公費負担を始めた。都道府県レベルでは鳥取県が全国で初めて実施しており、市町村では同市が初となる。

障害のある人のコミュニケーション手段の利用促進条例に基づく取り組み。自治体が利用希望者を取りまとめて申し込み、利用料を本人に代わり負担する「地域登録」制度を活用して4月から開始。1人当たり月額250円、40人分の利用を想定し、予算額は12万円。

対象者は同市民で、身体障害者手帳の交付を受け、聴覚障害か音声言語機能障害があると認められた人か、医療機関の診断書で難聴や発語が困難だと認められた人。申請は市高齢障がい支援課で受け付ける。

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