パラ水泳パリ2冠の木村選手が都知事を表敬訪問
2024年10月31日 福祉新聞編集部パリ2024パラリンピック競技大会で2個の金メダルを獲得した水泳の木村敬一選手が7日、東京都庁で小池百合子都知事を表敬訪問した。
木村選手は、パリ大会の水泳男子50メートル自由形と100メートルバタフライで金メダルを獲得。100メートルバタフライは、前回の東京大会に続き2連覇となった。
木村選手は「パリ大会では自分でも驚くほどの成績を残すことができて、正直びっくりしている。改めて、人間には可能性がまだまだあるんだと感じることができる大会になった」と報告した。
小池知事は「これからも水泳を中心にみなさんに感動を与えてくれる発信地になってほしい」とねぎらった。
その後、25年にデフリンピック開催を控える都職員に対する特別研修会として講演会が開かれた。木村選手は、パラリンピックが掲げる共生社会の実現について、「さまざまな人が存在することを特別と感じない社会、違いがあることを楽しむ社会、誰もが遠慮せず暮らせる社会であることが必要」と言及。
特に障害者への日常生活の配慮について、「障害者は気軽な声掛けがうれしい。困っていないこともあって、断られることもあると思うが気にしないでほしい」と笑顔で呼び掛けた。