暴行発覚から1年半 精神科病院「滝山病院」の理事長、院長が辞任

2024年0915 福祉新聞編集部

看護師らによる患者への暴行事件が2023年2月に明るみに出た精神科病院「滝山病院」(東京都八王子市)は2日、医療法人社団孝山会の朝倉孝二理事長と同院の朝倉重延院長が8月31日をもって理事を辞任したと発表した。

1日に理事長兼院長として工藤龍彦氏が就いた。不祥事の管理監督責任を明確にするため、今年1月、都に提出した改善計画に理事長、院長が交代することを明記していた。病院は暴行事件の発覚後1年半を経て新体制で改革に取り組むことになった。

病院の発表によると、工藤氏は1942年生まれ。東京医科大卒業後、同大八王子医療センター長などを歴任した。