23年度、障害者11万人が就職 厚労省集計、過去最多

2024年0707 福祉新聞編集部
新規求職申込件数及び就職件数の推移

2023年度にハローワークを通じて就職した障害者は11万756人(延べ人数)で、19年度の10万3163人を超えて過去最多となったことが6月28日、厚生労働省の集計で分かった。前年度に比べて8%増えた。障害種別では精神障害者が12・1%増と大きく伸び、6万598人となった。6万人を超えたのは初めて。

厚労省は新規求職申込件数が増えたこと、法定雇用率引き上げを見据えて企業の取り組みが進んだことが影響したとみている。

就職率は44・4%で前年度とほぼ同じ。都道府県別では鳥取(61%)、徳島・愛媛(各58・3%)が高く、東京(31・5%)▽神奈川(34・7%)▽埼玉(38%)が低かった。

ハローワークに届け出のあった解雇者数は2407人で、前年度から49・9%増えた。