夏休みに自習室開設 小中学生の勉強を大学生が見守り(徳島市社協)

2024年0811 福祉新聞編集部
こころんほーむで勉強に励む小中学生=徳島市社協提供

徳島市社会福祉協議会は昨冬から始めた、市内の小中学生を対象にした自習室「こころんほーむ」を今夏も開設した。夏休み期間中、安心して過ごせる居場所を提供する目的で、同市生涯福祉センター「ふれあい健康館」を会場に8月下旬までに計7日間(午後1時~4時)開く。

市立図書館では自習が禁止されているなど市内に自習できるスペースが少ない現状を踏まえ、勉強に集中できるこどもの居場所を設けることにした。

こころんほーむは予約不要で出入り自由。各自が教材などを持参し、自習したり、読書をしたりして過ごすことができる。地元大学生のボランティア3人と社協職員が見守り、勉強について質問ができる。

15人ほどの利用を見込んでいたが、初回の7月25日は小学2年~中学3年の計24人が参加する盛況ぶりだった。市社協の担当者は「こどもたちにとって勉強できる居場所のニーズが高いことが分かった。来年度以降も継続していきたい」と話した。