匿名相談「妊娠したかもSOS賛育会」 電話窓口を開設

2024年0803 福祉新聞編集部

1918年に婦人や小児の救療のために創立され、翌年に日本初の産院を開設した社会福祉法人賛育会(東京都墨田区)は7月17日から、予期せぬ妊娠で悩む女性らを対象にした匿名の電話相談「妊娠したかもSOS賛育会」を始めた。産みたいが出産の費用がない、妊娠したが自分では育てられないなど妊娠に関する悩みに寄り添い、秘密を守りながらサポートする。

相談は月・水・金曜の午後4時~9時(年末年始・祝日は休み)で、専用電話03・4400・4527まで。経験豊富な女性相談員が対応する。相談は無料。

同会が今年度からスタートさせた「赤ちゃんのいのちを守るプロジェクト」の一環。妊娠SOS相談以外には、病院の担当者のみに身元を明かして出産する「内密出産」、親が育てられない乳幼児を受け入れる、いわゆる「赤ちゃんポスト」の設置を賛育会病院(同区)で今年度中に開始することを目指し、都や区などと協議を重ねている。