競争でなく「共生」へ 保育の社会福祉連携推進法人が公開例会

2024年0421 福祉新聞編集部
あいさつする前田代表理事(右)
あいさつする前田代表理事(右)

保育に特化した社会福祉連携推進法人あたらしい保育イニシアチブ(本部・和歌山県紀の川市)の公開例会が13日、大手情報通信会社ソフトバンクの本社(東京都港区)であり、およそ150人が参加した。

 

あたらしい保育イニシアチブは2022年11月、和歌山県から認定された。ソフトバンクを含む20法人が社員として参画。代表理事は社会福祉法人檸檬会理事長の前田効多郎氏が務める。

 

公開例会では、深刻な少子化に直面する中、持続可能な保育を提供していくために社員同士が協力して、競争ではなく「共生」の環境を築いていくことを確認。前田代表理事は冒頭、「自分の事業だけが良くなればいいのではなく、社員それぞれの得意分野や好事例を共有しながら高め合っていきたい」と述べ、例会を2カ月に1回開催していく意向を示した。

 

また、これからの業務展開の概要が発表された。ソフトバンクの子会社「ディーコープ」の支援を受け、物資の共同購入で調達コストの削減を図る。このほか、キャッシュレス決済システム導入や、退職金プランの導入支援も予定しているとした。