「110の日」 東高岡保育所で不審者対応訓練(宮崎市)

2024年0118 福祉新聞編集部
不審者役をさすまたで取り押さえる保育士=東高岡保育所提供

「110番の日」の10日、通報の重要性や正しい使い方を呼び掛ける行事が各地で開かれた。宮崎市高岡町の東高岡保育所(社会福祉法人公成福祉会)では不審者への対応訓練を実施し、こどもの命を守るための手順を確認した。

 

刃物を所持した不審者が柵を越えて侵入してきた想定で実施。合言葉の掛け声で保育士は園児57人を急いで教室の中に避難させたり、110番通報したりして対応。パトカーが到着するまでのおよそ5分間、職員5人はさすまたで必死に不審者を取り押さえた。

 

訓練後、高岡警察署の署員はこどもたちに(1)大声を出さない(2)不審者に近づかない(3)先生の指示を聞いて離れない――の三つの約束事を守るよう呼び掛けた。

 

最後に園児たちはパトカーや白バイを見学したり、一緒に写真を撮ったりして盛り上がった。