加藤大臣が中高生向け児童館を視察 「居場所だと実感」

2024年0116 福祉新聞編集部
中高生と懇談する加藤大臣(左)

加藤鮎子内閣府特命担当大臣が12月26日、東京都調布市にある中・高校生世代向けの児童館「調布市青少年ステーションCAPS」を視察した。

 

加藤大臣は、中高生が児童館で思い思いに過ごしている様子を見学。懇談会で中高生から「ほかの学校の人とも仲良くなれる」「友だちが友だちを連れてくるので、知り合いが増える」「スタッフさんが話を聞いてくれて、会話も楽しい」といった意見を聞いた。

 

視察を終えた加藤大臣は「ここ(児童館)が大好きだという気持ちが伝わってきて『居場所』だということを強く感じた。利用者の視点に立った居場所づくりの必要性を強く認識した」と話した。

 

政府は、すべてのこどもが安心・安全で多様な居場所を持つことができるよう「こどもの居場所づくりに関する指針」を12月22日付で閣議決定。

 

こども家庭庁の2023年度補正予算で、中・高校生世代の居場所づくりの機能強化をする場合の補助率を従来の3分の1から2分の1に上げるなど、児童館を「居場所」として活用する動きが強まっている。