障害者が手作りする「辰」の干支鈴 東京・江戸川区立虹の家

2023年1229 福祉新聞編集部
下塗りをする利用者

都内にある障害者の通所施設「江戸川区立虹の家」(指定管理者=社会福祉法人章佑会)では毎年恒例の干支の土鈴作りに励んでいる。来年の「辰」にちなんだ干支鈴は手のひらサイズで、明るくかわいらしいデザイン。手作りのため一つひとつ表情や音色が違い、温もりもある。

 

虹の家は知的障害者の生活介護事業(定員95人)を行っており、作業活動の一環として10年以上前から干支鈴作りをしている。地域の陶芸教室の先生に協力してもらい、施設内には陶芸窯もある。

 

利用者は石こうでできた「辰」の型枠に粘土を詰めて成型したり、絵付けの前の下塗りをしたりする。ほかにも、鈴の代わりに中に入れる玉を作るなど、10人以上の利用者がそれぞれに合った作業を行っている。

 

今年は約200個を生産し、1個300円で施設関係者を中心に販売する。山田康太所長は「利用者は楽しみながら作業している。地域の人たちから注文をいただくが、生産体制が整わない状態」と話している。