被災地派遣ガイド、介護福祉士への聞き取り基に制作 6福祉法人の支援チーム
2025年01月14日 福祉新聞編集部昨年1月の能登半島地震を機に結成した6社会福祉法人による災害福祉支援チームは、石川県輪島市の福祉避難所などで活動した経験を基に「介護福祉士被災地派遣ガイドブック」(43ページ)=写真=を制作した。
福祉楽団(千葉市)▽愛川舜寿会(神奈川県愛川町)▽みねやま福祉会(京都府京丹後市)▽生活クラブ(千葉県佐倉市)▽薫英会(群馬県吉岡町)▽小田原福祉会(神奈川県小田原市)で構成。6法人の頭文字を並べ、チーム名は「FamSKO(ふぁむすこ)」。
能登半島地震を受け、輪島市の福祉避難所などに介護福祉士らを派遣。昨年1月11日から2月21日までに48人が避難者への介護や生活支援などに当たった。
ガイドブックでは、被災地で活動した介護福祉士12人へのインタビューを基に、被災地支援に携わる介護福祉士に求められる思考や行動の特性を整理。どのような介護福祉士を被災地に派遣すべきか、平時においてどのような育成が必要なのか、施設管理職の参考にしてもらう。
また、平時の準備や派遣する際のチェックリストを提示。持ち物、介護福祉士を送り出す時に伝えるべきこと、福祉避難所で活動開始時にやるべきことなど、実践的なチェックリストになっている。
ガイドは福祉楽団のホームページからダウンロードできるほか、冊子版は1冊1100円で購入できる。問い合わせは、みねやま福祉会(電話0772・69・5005)へ。